ルリカケス(瑠璃懸巣)雑学

カラス科

美しいルリカケスは、スズメ目カラス科です。
カラスは世界に約100種、日本に10種いるといわれます。
最も近い仲間は、ヒマラヤ山脈の麓に棲むインドカケスといわれています。

かつてはアジア大陸で共通の祖先だったのでしょう。
声は太くてしゃがれていて、さえずりをもたないのが特徴です。

学名

ルリカケスの学名はGarrulus lidthi

体長は?

ルリカケスは体長38センチで尾は比較的長い。
本土のカケスは33センチ。
オナガは約37センチ。
雄と雌に違いはほとんどない。

頭部、喉、上胸、翼、尾は青紫で翼と尾の先に白い斑点がある。
嘴は太くて青白色。雌雄同色。

美しい瑠璃色の羽は。1900年代のはじめ頃から、ヨーロッパの貴婦人の間で帽子につける羽飾りに珍重され、輸出されるために、乱獲されたという。
そのため一時は絶滅も危惧されたというが、第二次世界大戦がはじまり、絶滅の危機から逃れた。

参考文献

「フィールドガイド 日本の野鳥」(高野伸ニ著 <財>日本野鳥の会
「図鑑 奄美の野鳥」(奄美野鳥の会発行)