奄美自然保護基金(通称クロウサギ基金)について

クロウサギ基金設立の意図

アマミノクロウサギ

2003年9月25日に写真集「奄美 光と水の物語」を小学館から全国発売いたしました。
5年前、「時を超えて生きるアマミノクロウサギ」を出版した際ある小学生から 「アマミノクロウサギの声が聞けたらいいのに」と言われ、 以来「自然の音を聞きながら見る写真集をつくろう」と取り組んできましたが、ようやく出版できました。
奄美のダイナミックなスケール感と自然な色にこだわり、自然の音を聴きながら見るCD付の作品集です。

ここに写された自然は、本来あるべき奄美の純粋な姿です。 ところが私たち人間はこの自然の貴重さを知る事無く、その多くを破壊してきました。


ようやく奄美の自然が世界的にも貴重な地域であることに気づき、世界自然遺産登録の候補地となっています。
しかし、生き物たちにとって安住の地とは言いがたい状況が続いているのが現状です。
第2、第3のマングースを出さないためにも、個性ある生態系をしっかり理解し守っていくことが求められています。

この写真集の印税を元に「奄美自然保護基金、(通称クロウサギ基金)」を創設し、 未来に向けて自然保護をサポートしていこうと計画を立てています。
まさに小さな小さな第一歩ですが、永久にこの自然を守っていくために活用される基金にしたいと考えております。
皆様のご理解とご協力をお願い申し上げますとともに、各方面への御紹介をお願いいたします。