クロウサギ基金 活動報告

2004年12月17日 クロウサギ基金看板設置しました。

クロウサギ基金看板設置しました。

名瀬市から金作原原生林までの林道4箇所に設置してあります。
今年度は20本看板を制作しましたが地元看板屋さんのアポロ工芸の社長さんの計らいで安くしてくださいました。
11月に名瀬市と大和村の許可を取り設置にこぎつけました。 これからも他の林道にも設置していきます。
多くの皆さんのご協力をお願いします。


2004年10月30日保護啓発看板の設置を準備中

奄美の尾根を走るスーパー林道を中心に保護啓発看板を近々設置します。
下記のような内容です。

「奄美の森は、ぼくらの大切な住処」

「犬、ネコ等の元々いない動物はすてないで!!」

「空き缶、ビニール、食べ残し等 ゴミは、必ず持ち帰ってネ!!」

「森は静かに歩きましょう。」

夜間、林道への車の乗り入れの危険性

アマミノクロウサギにとって林道など広場は採食したり糞をしたり 仲間と交流したりと大切な場所ということが最近分かってきました。
今私は、このようなところへ人間の好奇心で入り込むことへ疑問を感じています。

私自身初めは車で乗り付けびくびくしているウサギを撮っていたのですが これではいけないと思い今はやっていません。
今は森に泊って観察をしています。
奄美の森やクロウサギを有名にしてきた一人として皆さんにご理解をお願いしたいのは出来るだけそっとしておいていただけませんかということです。

まだまだ、彼らの生態は謎に包まれています。
私が観察を始めた20年前は森林伐採がいたるところで行われ奄美の森の貴重さが全く無視されていました。
ようやく見直され世界自然遺産候補までになりました。

ところが最近車でのクロウサギの夜間観察が増え彼らの生息を 脅かし始めています。
今のままで野放し状態ではどんどんひとが入り込み繁殖行為にも影響を与えるかもしれません。

私は、県や環境省に保護増殖を目的とした展示飼育場を 早く造って欲しいと要請しています。
見たい人はそこで見られるようにして出来る限り 森はそっとしておくべきだと要請しています。

2004年7月02日(金) 鹿児島県理科教育研修大会で講演

7月1日鹿児島県理科教育研修大会が大島高校の和親館でありました。
以前から講演を依頼されていて、鹿児島県内の高校の理科の先生(約100名)のまえで「奄美の自然は私の先生」というテーマで1時間半講演をしました。
当日の早朝、午前3時ごろ目がさめその後眠れませんでした。

というのも自然を専門的にやってきた方々ばかりで、現場でのことしか話せない私がチェックされるようで、非常に緊張していたからです。
でも、話し出すといつもの持論をしっかり話してきました。
今年も毎月のように小学校や、高校、幼稚園等に呼ばれて奄美の自然のこと生き物から学ぶ命の大切さなどを話しています。